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自治体格差が国を滅ぼす

集英社新書 0422

出版社名 集英社
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-08-720422-3
4-08-720422-7
税込価格 770円
頁数・縦 221P 18cm

商品内容

要旨

個人や企業間で格差の拡大が叫ばれて久しいが、格差は自治体・地域の間でも確実に広がりつつある。財政破綻した「負け組」自治体が住民サービスの質を下げる一方で、中学卒業までの医療費が無料など、住民が受益を謳歌している「勝ち組」自治体もある。自治体・地域の間の格差はなぜ生まれ、拡大し続けているのか。解決する方法はあるのか。本書では代表的な九つの自治体を取り上げ、その実態をつぶさに検証することで格差拡大の原因を分析し、是正に向けた具体的な方策を提言する。

目次

第1章 拡大を続ける地域間格差(地域間格差も拡大の一途
都道府県間の格差を考える
このままでいいのだろうか)
第2章 勝ち組自治体?(千葉県浦安市―究極の勝ち組自治体?
愛知県豊田市―日本一の企業城下町
兵庫県芦屋市―日本一セレブな自治体)
第3章 負け組自治体?(北海道夕張市―財政再建に苦闘する自治体
千葉県木更津市―バブルに踊らされた自治体
大阪市西成区―格差社会の縮図の街)
第4章 模索する自治体(群馬県大泉町―日本の近未来を予感させる自治体
三重県亀山市―企業誘致に賭けた自治体
徳島県上勝町―元気いっぱいの高齢者で溢れる自治体)
第5章 新潟から見た格差(日本一人口の多かった新潟県
新潟の中の格差
新潟と他地域の格差)
第6章 中央と地方、対立か、それとも共存か(地方あっての中央
中央あっての地方
都道府県がなくなる?
自治体が生き残るためには)

出版社・メーカーコメント

自治体間格差の解消が日本の将来を占う鍵!自治体・地域の間で、勝ち組と負け組の格差が拡大するばかりの日本。住民の受けられるサービスも差が開くばかりである。格差を解消し、自治体同士が協調・共存するための方策を提言する。

著者紹介

田村 秀 (タムラ シゲル)  
1962年生まれ。東京大学工学部卒業。自治省入省、香川県企画調整課長、三重県財政課長を経て、新潟大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)