刑務所改革 社会的コストの視点から
集英社新書 0778
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2015年3月 |
ISBNコード |
978-4-08-720778-1
(4-08-720778-1) |
税込価格 | 836円 |
頁数・縦 | 237P 18cm |
商品内容
要旨 |
明治以来、百年あまりの間、罪を犯した者を「隔離」し、「収容」することだけが目的だった日本の刑務所。日本の社会は「刑とは何か」「刑務所の果たすべき役割とは何か」について思考停止状態であり続け、塀の中は闇のまま放置されてきた。その結果が平成一三年に名古屋刑務所で起きた受刑者の死傷事件だ。この事件の反省から誕生した刑事施設視察委員会制度。偶然のきっかけから委員に任命され、塀の中の不合理なシステムに驚嘆した著者は、アメリカ、カナダなどをめぐり、社会に資する刑務所の姿を模索する。 |
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目次 |
第1章 塀の中は闇の中―名古屋刑務所で起きたふたつの事件(受刑者は毎日何をしているのか? |
出版社・メーカーコメント
死傷事件があった名古屋刑務所で初代視察委員を務めた著者。米国、カナダなど先進的な刑務所や、実は古くからある四国の「塀のない」刑務所などの現場をたずね、あるべき刑務所の姿を考える。