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地方議会を再生する

集英社新書 0873

出版社名 集英社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-08-720873-3
4-08-720873-7
税込価格 792円
頁数・縦 206P 18cm

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要旨

小池百合子・東京都知事と都議会の攻防、相次ぐ政務活動費不正など、地方政治をめぐる問題は国民全体の関心事となることが多い。とくに地方議会や地方議員については、その機能を十分果たしているとは言えず、あまり良いイメージを持っていない人が多いのではないだろうか。しかし、積極的に改革に取り組み、首長とともに住民の声を反映しつつ独自の政策を実行しようとしている地方議会も、少数ながら存在する。本書はその一つ、長野県飯綱町議会を取り上げている。長野県北部、長野市に隣接する人口11,553人(2016年12月末現在)の町だ。2005年10月に牟礼村と三水村が合併してできた同町は、第三セクターのスキー場の経営破綻などの問題を抱えていたが、「政策サポーター制度」導入など斬新な改革に成功し、全国の自治体から視察が殺到するまでになった。本書は、その改革を中心人物の寺島渉議長を中心に追っている。著者は放送記者などの経験を持つ地方自治ジャーナリスト。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2017年04月25日]

商品内容

要旨

各地で相次ぐ政務活動費不正使用や、東京都に象徴される首長と議会の「対立」など、いま、地方政治は国政以上に重要なトピックになっている。そんな中、格好のモデルケースがある。長野県飯綱町だ。財政破綻寸前の状態に陥った同町は、「住民参加」「首長に妥協しない議会」を旗印にした議会改革に着手。その成果が認められ、全国の自治体から視察団が殺到する「日本一有名な町議会」となった。本書は、この町の「政治再生のプロセス」を描く。具体的な事例に基づいた地方政治の処方箋であり、「地域再生」への挑戦を綴った感動的なドキュメントでもある。

目次

第1章 異色の町議会
第2章 反骨の議長
第3章 「飯綱町」ができるまで
第4章 どん底からの出発
第5章 加速する議会改革
第6章 「議会力」が上がっていく
第7章 戦う議会
第8章 課題と未来

出版社・メーカーコメント

町の政治を変えた、起死回生の議会改革とは?

各地で相次ぐ、議員の政務活動費不正使用。 東京都に象徴される、首長と議会の「対立」。 あるいは、大阪府の不明朗な教育行政……。 いま、地方政治は、国政以上に重要なトピックである。 そんな中、「地方政治」を考えるための、格好のモデルケースがある。 スキー場経営の失敗等で財政破綻寸前の状態に陥った長野県飯綱町は、 「住民参加」「首長に妥協しない議会」を旗印にした議会改革に着手。 その成果が認められ、全国から視察団が殺到する「日本一有名な町議会」となった。 本書は、緻密な取材に基き、飯綱町の政治再生のプロセスを描く。 具体的な事例に基づいた地方政治の処方箋であり、 「地域再生」のプロセスを綴った感動的なドキュメントである。

著者紹介

相川 俊英 (アイカワ トシヒデ)  
1956年群馬県生まれ。地方自治ジャーナリスト。早稲田大学法学部卒業後、放送記者、フリージャーナリストを経て、97年から「週刊ダイヤモンド」委嘱記者。99年からテレビ朝日系「サンデープロジェクト」の番組ブレーンを務め、自治体関連の企画・取材・レポートを担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)