• 本

悪の脳科学

集英社新書 1000

出版社名 集英社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-08-721100-9
4-08-721100-2
税込価格 858円
頁数・縦 185P 18cm

商品内容

要旨

藤子不二雄Aの名作漫画『笑ウせぇるすまん』では、主人公の喪黒福造が日常のどこにでもいるような老若男女を言葉巧みに陥れていく。喪黒は様々な誘惑の手口でターゲットを破滅に導く―。人間は誰でも驚くほど簡単に騙すことができる。そして、人間の心は簡単に操ることができる。喪黒福造というキャラクターを分析しながら、喪黒の“騙しと誘惑の仕方”を脳科学の視点で考察し、「人間の心のスキマ」を解き明かす!巻末には藤子不二雄Aとの対談も収録。

目次

はじめに 簡単に騙される、人間という悲しい生きもの
第1章 あるべくして不完全な人間の脳 “『笑ウせぇるすまん』の世界観”―「ココロのスキマ…お埋めします」という名刺(ココロと呼ばれるものの正体
脳はあるべくして不完全である、その理由 ほか)
第2章 ラポールの形成 “喪黒福造の接近テクニック”―喪黒福造のコールド・リーディング(ターゲットの心理をコントロールするための常套手段
誰にでも当てはまる万能の千里眼 ほか)
第3章 騙されるメカニズム “ターゲットの心を操る喪黒福造”―人間の我慢の限界は、なにで決まるか(人間の「我慢の総量」はあらかじめ決まっている
現代社会には不都合な人間の生理メカニズム ほか)
終章 騙されやすい脳と、騙されにくい脳―詐欺師たちの常連客(「騙される人」と「騙されにくい人」
メタ認知能力の高い人の特徴 ほか)

出版社・メーカーコメント

藤子不二雄Aの名作漫画『笑ゥせぇるすまん』では、主人公の喪黒福造が日常のどこにでもいるような老若男女を言葉巧みに陥れていく。喪黒は“誘惑の悪魔”として、様々な手段でターゲットを破滅に導く――。人間は誰でも驚くほど簡単に騙すことができる。そして、人間の心は簡単に操ることができる。喪黒福造というキャラクターを分析しながら、喪黒の“騙しと誘惑の手口”を脳科学の視点で考察し、「人間の心のスキマ」を解き明かす! 巻末には藤子不二雄Aとの対談も収録。

著者紹介

中野 信子 (ナカノ ノブコ)  
1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。東日本国際大学教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)