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ある北朝鮮テロリストの生と死 証言・ラングーン事件

集英社新書 1069 ノンフィクション

出版社名 集英社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-08-721169-6
4-08-721169-X
税込価格 968円
頁数・縦 270P 18cm

商品内容

要旨

一九八三年、ミャンマー訪問中の全斗煥韓国大統領の暗殺をもくろみ、合計二一名の死者を出した「ラングーン事件」が発生する。本書はその実行犯である北朝鮮テロリスト、カンミンチョルの証言を記録し、周辺資料も丹念に拾い集めながら、事件の全貌と南北関係の矛盾に迫った第一級の歴史記録である。なぜ北朝鮮は過激なテロ行為に走るのか。北朝鮮特殊工作部隊の実態とはいかなるものなのか。そして、凄惨なテロはどのようにして起こったのか?数々の謎を解き明カす、衝撃のノンフィクション。

目次

プロローグ ビルマの聖地アウンサン廟で何が起きたか
第1章 南北分断の悲劇
第2章 光州民主化運動とラングーン事件
第3章 「菊花作戦」と全斗煥大統領のビルマ訪問
第4章 歴史的な場所、アウンサン廟の爆破事件
第5章 テロリストたちの運命
第6章 祖国に捨てられたテロリストたち
第7章 テロリスト、カン・ミンチョルの生と死
第8章 生と死の狭間で苦悩したカン・ミンチョル
エピローグ 忘れられたテロリストの死を哀悼して

著者紹介

羅 鐘一 (ラ ジョンイル)  
1940年韓国ソウル生まれ。英国ケンブリッジ大学Ph.D.。慶煕大学教授、国家情報院海外・北朝鮮担当次長、大統領秘書室国家安保補佐官、駐日本大使、又石大学校総長など要職を歴任。現在は漢陽大学、国防大学、嘉泉大学碩座教授
永野 慎一郎 (ナガノ シンイチロウ)  
1939年韓国生まれ。英国・シェフィールド大学Ph.D.。大東文化大学名誉教授。NPO法人東アジア政経アカデミー代表。専門は東アジア国際関係論、日韓関係史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)