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駒澤大学仏教学部教授が語る仏像鑑賞入門

集英社新書 1120

出版社名 集英社
出版年月 2022年6月
ISBNコード 978-4-08-721220-4
4-08-721220-3
税込価格 1,265円
頁数・縦 269P 18cm

商品内容

要旨

日本人にとって仏像はごく身近な存在だが、その仏像は、いつ、誰によって、どのような目的で作られたのか。飛鳥・奈良時代から平安、鎌倉、室町・江戸時代まで通して、その特徴と変化を解説。インド・中国的だった仏像の表情が日本的に変わっていく過程や、仏様の姿勢・ポーズ・着衣・持ち物の意味、仏師のこだわり・新技術、仏教が権力者から庶民へ広がった理由、そして仏教の教えと日本の歴史までもが、仏像を通して見えてくる!写真をふんだんに使いながらポイントを紹介しているので、本書片手に“見仏”したくなる、仏像鑑賞ガイドの新定番!

目次

仏像の世界へ旅立つ前に
第1章 仏像がやってきた!―飛鳥時代 仏像づくりは大陸の模倣から
第2章 童子風にアレンジしました―白鳳時代 写実表現の模索、仏像の童子化
第3章 やっとできた理想の形―天平時代 写実表現の完成、素材・技法の多様性
第4章 日本の顔になりました―密教系仏像と和様化した仏像
第5章 武士好みにアレンジしました―鎌倉時代 仏像づくりの一大転換期
第6章 実は興味深い室町時代と江戸時代

出版社・メーカーコメント

日本人にとって仏像はごく身近な存在である。 しかし、その仏像が、いつ、誰によって、どのような目的で作られたのか、詳しく知らないのではないだろうか。 駒澤大学仏教学部の教授である著者が、奈良・飛鳥時代から平安、鎌倉、室町・江戸時代までを通して、仏像の特徴や変化、鑑賞ポイントを解説。 インド・中国的だった仏像の表情が日本的に変わっていく過程や、仏様の姿勢・ポーズ・着衣・持ち物の意味、仏師のこだわり・新技術、仏教が権力者から庶民へ広がった理由、そして仏教の教えと日本の歴史までもが、仏像を通して見えてくる! 写真をふんだんに使いながら紹介しているので、本書片手に“見仏”したくなる、仏像鑑賞ガイドの新定番! <紹介する主な仏像> ◇飛鳥寺/飛鳥大仏 ◇法隆寺/釈迦三尊像、救世観音菩薩立像、百済観音菩薩立像、多聞天立像、夢違観音菩薩立像 ◇広隆寺/弥勒菩薩半跏思惟像 ◇中宮寺/菩薩半跏思惟像 ◇深大寺/釈迦如来倚像 ◇當麻寺/持国天立像 ◇東大寺/盧舎那仏(大仏)、広目天立像、不空羂索観音菩薩立像、執金剛神立像、金剛力士立像、僧形八幡神像 ◇唐招提寺/鑑真和上坐像、伝衆宝王菩薩立像、伝薬師如来立像 ◇興福寺/旧東金堂本尊(仏頭)、阿修羅像、不空羂索観音菩薩坐像 ◇東寺/五大明王、帝釈天像 ◇聖林寺/十一面観音立像 ◇平等院/阿弥陀如来坐像 ◇三千院/阿弥陀三尊像 ◇願成就院/毘沙門天立像 ◇浄楽寺/毘沙門天立像 ◇浄土寺/阿弥陀三尊像 ◇醍醐寺/弥勒菩薩坐像 ◇建長寺/伽藍神像 ◇長谷寺(奈良)/十一面観音菩薩立像 ◇豪徳寺/釈迦三尊像(三世仏)    他多数

著者紹介

村松 哲文 (ムラマツ テツフミ)  
1967年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学後、早稲田大学會津八一記念博物館を経て、駒澤大学仏教学部へ。早稲田大学エクステンションセンターや、NHK・Eテレの仏像番組の講師も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)