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死神憑きの浮世堂 〔2〕

迷宮の戻り人

小学館文庫 Cな3−2 キャラブン!

出版社名 小学館
出版年月 2018年11月
ISBNコード 978-4-09-406583-1
4-09-406583-0
税込価格 638円
頁数・縦 253P 15cm
シリーズ名 死神憑きの浮世堂

商品内容

要旨

人形修理工房“浮世堂”を営む城戸利市には、幼い弟の命を“死神”に奪われた過去がある。“死神”とは人を人形にする技術をもつ者たちのこと。それは適合者から奪った魂を人形に吹き込み、生者として甦らせることもできるという禁忌の秘法だった。ある日、利市のもとに友人の僧侶・愚浄からの紹介仕事が舞い込む。依頼主は伊武冬馬と名乗る青年。彼は古い家に憑いた人形の祟りを鎮めて欲しいと言うのだが…。利市に対して謎の執着をみせる冬馬。そこには衝撃の真実が隠されていた。かくして利市は新たな“死神”との闘いに巻き込まれてゆく―。

出版社・メーカーコメント

人形修理師は過去の記憶に囚われる――人形修理工房〈浮世堂〉の主人・城戸利市のもとに、悪友の僧侶・愚浄から日本人形がらみのトラブル解決依頼が舞い込む。依頼主は伊武冬馬。ドイツの血を引く青年だった。利市は冬馬に不思議な縁を感じて……。「骸屋」という家業の一族は、依頼者が頼んだ愛する死者の身体を時代を超えて保存し続け、あるタイミングで別の人間から魂を奪いその死者に移す。魂を奪われた人間は死ぬのだ。骸屋の技を継ぐものは永遠の命を得て死なない。そんな一族に現代の人形修理師・利市が挑む、絶品オカルト・ロマン!ゾクゾクと哀しみが止まらない・・・!

著者紹介

中村 ふみ (ナカムラ フミ)  
秋田県生まれ。『裏閻魔』で第一回ゴールデン・エレファント賞大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)