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十津川警部南紀オーシャンアロー号の謎

小学館文庫 に16−12

出版社名 小学館
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-09-406594-7
4-09-406594-6
税込価格 737円
頁数・縦 283P 15cm

商品内容

要旨

京都発の特急オーシャンアロー17号が、トレインジャックされた。列車には、次期駐日大使コテッティとその家族、それに十津川警部の妻直子と叔母も乗車していた。犯人グループは、コテッティ一家の身代金として10億円、ほかの乗客乗員の身代金として10億円の合計20億円を要求してきた。そして、主犯格の男がフランスの外人部隊にいた高木健介であることがわかった。アメリカ政府は、ギニアのアメリカ大使射殺を高木の仕業と見ており、アメリカ軍も動き出してきた。十津川は犯人逮捕と乗客の安全確保ができるのか―。クライマックスまで一気読みの、スリリングなトラベルミステリー!

出版社・メーカーコメント

トレインジャックした主犯の男の正体は!?京都を出発した特急オーシャンアロー17号。その列車には、次期駐日大使のウィリアム・コテッティ、その夫人と娘、それに白浜に向かう十津川警部の妻直子と叔母の美津子も乗車していた。異変に気づいたのは、美津子だった。停車予定の天王寺を通過したのだ。直子は、十津川警部からの電話でそれを告げた。そして、犯人と称する男が外務省に電話をしてきた。神木昌幸とそのグループと名乗り、トレインジャックしたとしてコテッティ一家の身代金として日米両国で合わせて10億円、ほかの100人を超す乗客乗員の身代金として、JP西日本に対して10億円を要求してきた。そのうち、その列車には生け花の小暮流家元、小暮龍園が乗車していること、主犯格がフランスの外人部隊にいて、ギニアで政府軍に雇われて反政府ゲリラと戦っていた高木健介という男であることがわかった。そして、アメリカ政府は、ギニアのアメリカ大使射殺高木の仕業と見ており、アメリカ軍も動き出してきた。さまざまな思惑が錯綜する中、十津川は犯人逮捕と乗客の安全確保の双方ができるのか――。クライマックスまで一気読みの、スリリングな長編ミステリー!

著者紹介

西村 京太郎 (ニシムラ キョウタロウ)  
1930年東京都生まれ。63年オール讀物推理小説新人賞、65年江戸川乱歩賞受賞。78年トラベルミステリーの先駆となる『寝台特急殺人事件』を発表。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞、2005年日本ミステリー文学大賞、10年長谷川伸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)