商品内容
要旨 |
結婚を控えた松宮周作は、ある日、父から周作名義の通帳を渡される。振り込み続けたのが誰かを明かさぬまま、父は脳梗塞で昏睡状態に。通帳の謎に向き合い、自分の過去を探り始めて辿り着いたのは、25年前に起こった傷害致死事件だった。被害者は、病気で亡くなったと聞かされていた母。加害者を捜し始めた周作は隠された真実に少しずつ近づいていく。家族を怖れる男と、家族を求め続ける男が織りなす、感涙必至の家族小説。巻末は人気マンガ家キリエさんによるマンガエッセイ風解説。読者メーターOF THE YEAR 2018第一位に輝いた傑作が、待望の文庫化。 |
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出版社・メーカーコメント
松宮周作(28歳)は、結婚を前に父親から謎の預金通帳を手渡される。謎を知る父親はその後脳梗塞で倒れ昏睡状態だ。その人物を自力で探すうちに、自分と父親が25年前の傷害致死事件の被害者だとわかるのだが。