• 本

とある飛空士への恋歌 4

ガガガ文庫 ガい2−9

出版社名 小学館
出版年月 2010年8月
ISBNコード 978-4-09-451226-7
4-09-451226-8
税込価格 734円
頁数・縦 382P 15cm
シリーズ名 とある飛空士への恋歌

商品内容

要旨

「大好きだから…さよなら」級友の死に苛まれていたカルエルとクレアは、想い出の湖畔で思いがけず再会する。お互いの気持ちを確かめるため、正体を明かしたカルエルだったが、クレアには別れを告げられてしまう―。一方「空の一族」との戦いで多くの仲間を失い、疲弊した飛空科生徒たちは、悩みと苦しみを抱えたまま、再び決戦の空へ向かうこととなる。仲間の思いを受け継ぎ、潰滅の危機に瀕している大好きなイスラを、大切なひとを守るために…。超弩級スカイ・オペラ「飛空士」シリーズ、驚天動地のクライマックスに突入。

出版社・メーカーコメント

はじめて愛した人は、最愛の母の仇だった。幾百の空砲がイスラの青空に虚しく響いた。本来、死者を納めるべき木棺は、主なきまま聖泉へと落とされていく。「――わたしは卑怯だ」仮面の裏に感情を押し込めることには慣れていたはずの、クレアのこころが揺さぶられる。若き飛空科生徒たちの死は、ひとり避難し、生きながらえたクレアの身を苛んでいた。「――辛いよ。カルエルくん」目の前で仲間を失い、一回り成長したかにみえたカルエルはしかし、皆の信頼を受ける一方で激しく焦燥していた。その晩、感情のままに叫び、走り、思いがけず辿り着いたシルクラール湖でクレアと再会したカルエルは、その心情を吐露し、自分の正体を明かしてしまう。しかしクレアは、カルエルの期待と裏腹に、彼に別れを告げた。「好きだから……さよなら」追いすがるカルエルがクレアを抱き留めようとしたそのとき、夜空から伝う爆音――。空の一族!空爆と対空砲火により、紅い炎に包まれるセンテジュアル。その炎を背に影絵のように映し出されたクレア。その白い顔からは、感情が失われていた。「……きみ……は……」ついにクレアの正体を知ってしまったカルエルは――。王道スカイ・オペラ「飛空士」シリーズ、衝撃と絶望!!