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さらば愛しき競馬

小学館新書 389

出版社名 小学館
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-09-825389-0
4-09-825389-5
税込価格 924円
頁数・縦 253P 18cm

商品内容

要旨

開業3年目に菊花賞を勝って以来、日本ダービー、ジャパンカップからドバイワールドカップまで内外の大レースを次々に制覇してきた名門厩舎の解散発表には、誰もが驚いた。本書では稀代の名伯楽が、数々の名馬と厩舎人を育て、多くの名騎手を見つめてきた経験を余すことなく伝える。

目次

序章 馬と過ごした40年
第1章 馬をめぐる人々
第2章 情報の読み方
第3章 馬の個性
第4章 レース
第5章 日本競馬というシステム
第6章 厩舎
第7章 G1への思い
終章 重賞勝ち馬の想い出

出版社・メーカーコメント

名伯楽が40年の競馬人生で体得したもの 日本馬として初めてドバイワールドカップを制したヴィクトワールピサ、64年ぶりに牝馬のダービー馬となったウオッカ──調教師として数々の金字塔を打ち建ててきた角居勝彦氏だけに、「厩舎解散」の報せは衝撃を持って伝えられた。「初めて馬に触れてから40年近く、競馬の世界でお世話になりました。本書では、その間に私が見たたこと感じたこと、そして勝つために努力したこと、勝つことで確信できたことなどを綴っていくつもりです。競馬に使う側の考え方や方法論を知ることで、大いに馬券検討の参考になるはずです。競馬を支えてくださったファンの方への恩返しのつもりで(中略)正直に打ち明けました」(本書「はじめに」より)トップステーブルはどういう基準で騎手を選んでいるのか、オーナーとのコミュニケーションは? レース選択のポイント、厩舎コメントに込められた思い、スタッフのマネジメント術から日本競馬界が抱える課題までファン垂涎「目からウロコ」の言葉の数々。週刊ポスト誌上での連載を元に大幅に加筆再構成。

著者紹介

角居 勝彦 (スミイ カツヒコ)  
1964年石川県生まれ。2000年に調教師免許を取得し、2001年に開業。以後19年間、中央でG1 26賞、重賞計82勝を含む754勝(2020年11月1日現在)。最多勝利3回、最多賞金獲得5回など13のJRA賞を受賞。地方、海外を合わせたG1 38勝は現役1位。デルタブルースでメルボルンカップ、、シーザリオでアメリカンオークス、ヴィクトワールピザでドバイワールドカップを勝つなど海外でも活躍。引退馬のセカンドキャリア支援や障がい者乗馬など福祉活動にも尽力。管理馬は他にウォッカ、カネヒキリ、エピファネイア、ロジャーバローズなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)