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新左翼とは何だったのか

幻冬舎新書 あ-3-1

出版社名 幻冬舎
出版年月 2008年1月
ISBNコード 978-4-344-98067-9
4-344-98067-0
税込価格 814円
頁数・縦 220P 18cm

商品内容

要旨

新左翼とは、1960年代、旧来の共産党や社会民主主義政党を「既成左翼」と呼んで批判し、矛盾に満ちた国家体制を打倒するための革命運動をいう。それは、70年あたりにピークを迎えるが、やがて「よど号ハイジャック」「浅間山荘」など社会的事件をおこし、「内ゲバ」で百人をこえる死者を出すにいたって完全に挫折する。彼らは一体何を考え、何をしたのか。理論家であり、常に第一線にいた著者が、その内実を初めて解き明かす。

目次

第1章 これが新左翼のルーツだ
第2章 五五年体制下での砂川闘争と労働運動・学生運動
第3章 新左翼運動が全面開花する六〇年代高揚期
第4章 新左翼と自治会・労働組合運動
第5章 新左翼のグローバリズム―組織された暴力とプロレタリア国際主義
第6章 なぜ内ゲバになったのか

著者紹介

荒 岱介 (アラ タイスケ)  
1945年生まれ。65年早稲田大学第一法学部入学。ベトナム反戦闘争を契機に学生運動に参加。第二次ブント社会主義学生同盟委員長。三里塚闘争や東大安田講堂占拠闘争で実刑判決を受け三年有余下獄する。60年代後半より新左翼のイデオローグとして活躍。哲学者・廣松渉との交流をつうじて現代思想を研究、人権を守り地球環境破壊に抗すラディカリズムを提唱している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)