蝶として死す 平家物語推理抄
ミステリ・フロンティア 108
出版社名 | 東京創元社 |
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出版年月 | 2021年4月 |
ISBNコード |
978-4-488-02012-5
(4-488-02012-7) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 283P 20cm |
商品内容
要旨 |
寿永二年(一一八三年)。源氏の木曾義仲軍から逃れるため,平家一門は都を捨て西国に落ち延びた。しかし、異母兄・清盛に疎まれ、折り合いが悪かった平頼盛は一門と決別。義仲の監視を受けながらも、妻子やわずかな家人と共に都に留まっていた。そんな頼盛に、彼が一門きっての知恵者であると聞きつけた義仲は、意外な頼み事を申し入れてきた―『平家物語』や謡曲『実盛』にも取り上げられている実盛の最期を題材にした、第十五回ミステリーズ!新人賞受賞作「屍実盛」ほか、全五編収録。清盛が都に放った童子は、なぜ惨殺されたのか?高倉天皇の庇護下にあったはずの寵姫は、どのようにして毒を盛られたのか?平家の全盛期から源平の争乱へとなだれ込んでゆく時代に、推理力を武器に生き抜いた頼盛の生涯を描く、歴史ミステリ連作集。 |
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出版社・メーカーコメント
平清盛の配下である童子・禿髪は、なぜ惨殺されたのか? 首のない五つの死体から、どうすれば探している人物を特定できるのか? 帝の庇護下にあった寵姫を、どのようにして毒殺したのか? ――不可思議な謎に挑むのは、清盛の異母弟にして一族の裏切り者・平頼盛。平安時代ならではの、前代未聞の新しい謎を描いたと話題を呼んだ、第15回ミステリーズ!新人賞受賞作「屍実盛(かばねさねもり)」など5編を収録。新鋭が贈る歴史ミステリ連作集(受賞時の齊藤飛鳥名義より変更)。