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最上階の殺人

創元推理文庫 Mハ3-9

出版社名 東京創元社
出版年月 2024年2月
ISBNコード 978-4-488-12309-3
4-488-12309-0
税込価格 1,100円
頁数・縦 357P 15cm

商品内容

要旨

閑静な住宅街、四階建てフラットの最上階で女性の絞殺死体が発見された。現場の状況から警察は物盗りの犯行と断定し、容疑者を絞り込んでいく。一方、捜査に同行していた小説家ロジャー・シェリンガムは、事件をフラットの住人の誰かによる巧妙な計画殺人と推理し、被害者の姪を秘書に雇うと調査に乗り出す!心躍る謎解きの先に予測不能の結末が待ち受けるシリーズ屈指の傑作。

出版社・メーカーコメント

【名作ミステリ新訳プロジェクト】閑静な住宅街、四階建てフラットの最上階で高齢女性の絞殺死体が発見されたとの報を受け、モーズビー首席警部率いる捜査班は現場に急行した。室内はひどく荒らされ、裏庭に面した窓に脱出用のロープが下がっている状況から、警察は物盗りの犯行と断定、容疑者を絞り込んでいく。しかし警察の捜査を実地に見学しようと同行したロジャー・シェリンガムは、建物内に真犯人がいると睨み、被害者の姪を秘書に雇うと調査に乗り出す。探偵小説本来の謎解きの魅力と、才気溢れるユーモア、痛烈な批判精神が奇跡的な融合を果たしたシリーズ屈指の傑作。

著者紹介

バークリー,アントニイ (バークリー,アントニイ)   Berkeley,Anthony
1893年イギリスのハートフォードシャー生まれ。第一次世界大戦に従軍後、ユーモア作家として“パンチ”誌で活躍。「?」名義で『レイトン・コートの謎』を著して以降、従来の探偵小説に対する批判を織り交ぜた実験精神あふれる作品を発表。英国本格ミステリ黄金期を代表する作家としてその地位を不動のものとした。他の作品に、フランシス・アイルズ名義で発表したサスペンス『殺意』『レディに捧げる殺人物語』などがある。1971年没
藤村 裕美 (フジムラ ヒロミ)  
國學院大學文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)