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龍の耳を君に

創元推理文庫 Mま3−1 デフ・ヴォイス

出版社名 東京創元社
出版年月 2020年6月
ISBNコード 978-4-488-42221-9
4-488-42221-7
税込価格 858円
頁数・縦 388P 15cm

商品内容

文学賞情報

2021年 第17回 酒飲み書店員大賞受賞

要旨

荒井尚人は、ろう者の親から生まれた聴こえる子―コーダであることに悩みつつも、ろう者の日常生活のためのコミュニティ通訳や、法廷・警察での手話通訳に携わっている。場面緘黙症で話せない少年の手話が殺人事件の目撃証言として認められるかなど、荒井が関わる三つの事件を優しい眼差しで描いた連作集。『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に連なる感涙のシリーズ第二弾。

おすすめコメント

手話通訳士の荒井尚人は、コミュニティ通訳のほか、法廷や警察で事件の被疑者となったろう者の通訳をする生活の中、場面緘黙症の少年に手話を教えることになった。めきめきと上達した少年はある日、殺人事件について手話で話し始める――。NPO職員が殺害された現場は、少年の自宅の目の前だった。果たして少年の手話での証言は認められるのか? ろう者と聴者の間で苦悩する手話通訳士を描いた『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』(文春文庫)に続くシリーズ第2弾、待望の文庫化。

著者紹介

丸山 正樹 (マルヤマ マサキ)  
1961年東京都生まれ。早稲田大学卒。シナリオライターとして活躍ののち、松本清張賞に投じた『デフ・ヴォイス』(文藝春秋、2011年/のちに『デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士』に改題。文春文庫)でデビュー。同作は書評サイト「読書メーター」で話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)