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地獄の淵から ヨーロッパ史1914−1949

シリーズ近現代ヨーロッパ200年史

出版社名 白水社
出版年月 2017年3月
ISBNコード 978-4-560-09536-2
4-560-09536-1
税込価格 6,820円
頁数・縦 480,32P 図版16P 22cm

商品内容

要旨

独自の構成と解釈で二〇世紀前半を俯瞰。今日の世界を形成した二〇世紀の諸力を解明。二度の世界大戦を軸に、政治・経済・社会・文化と欧州全域を網羅、英国の泰斗による、学識と読みやすさを兼ね備えた、通史の決定版!カラー口絵図版・地図多数収録。

目次

概論 自滅時代のヨーロッパ
第1章 瀬戸際で
第2章 大惨事
第3章 不穏な平和
第4章 火山の上で踊る
第5章 迫りくる暗雲
第6章 危険地帯
第7章 奈落へ
第8章 生き地獄
第9章 暗い数十年の静かな変化
第10章 灰の中から

おすすめコメント

今日の世界を形成した20世紀の諸力を解明 本書は、1914年から1945年の30年間を、二度の世界大戦と間断のない国境・民族紛争に見舞われた「三十年戦争」(地獄)ととらえ、欧州全域を網羅し、その後の新たな秩序を展望する、圧巻の「20世紀史」だ。最新研究を踏まえ、戦争、政治、経済、社会のみならず、豊富なエピソードを交えた文化と時代精神までも取り込み、奥行きは深い。ナチズム研究の世界的権威のカーショーが、独自の構成と解釈で激動の時代を俯瞰しつつ、個々の事象を平易に語り、興趣が尽きない。歴史家アントニー・ビーヴァーが、「非の打ちどころがない学識に、賞賛すべき明快な思想と筆致を兼ね備えている」と本書を推薦し、欧米主要メディアも大絶賛する歴史書だ。ペンギン・ランダムハウス社の「ヨーロッパ史叢書」から、本書の続巻となる20世紀後半史、カーショーの『分断された大陸 ヨーロッパ史 1950‐現在』(仮題)と、リチャード・エヴァンズの『力の追求 ヨーロッパ史 1815‐1914 上・下』(仮題)を、「シリーズ 近現代ヨーロッパ200年史 全4巻」として刊行予定。

著者紹介

カーショー,イアン (カーショー,イアン)   Kershaw,Ian
1943年、英国オールダム生まれ。現在、英国シェフィールド大学名誉教授。ドイツ現代史、ナチズム研究の世界的な権威であり、英国勲爵士への叙勲をはじめ、数多くの学術賞を受賞している
三浦 元博 (ミウラ モトヒロ)  
1950年、滋賀県生まれ。東京外国語大学卒。共同通信社を経て、大妻女子大学社会情報学部教授
竹田 保孝 (タケダ ヤスタカ)  
1944年、広島県生まれ。東京大学文学部卒。共同通信社ロンドン、ヨハネスブルグ、ワシントン各特派員歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)