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歴史学の慰め アンナ・コムネナの生涯と作品

出版社名 白水社
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-560-09776-2
4-560-09776-3
税込価格 3,520円
頁数・縦 322,7P 20cm

商品内容

要旨

歴史学はなんのためにあるのか。皇女にして、西洋古代・中世で唯一の女性歴史家。歴史が男の学問とされていた時代に、ビザンツ帝国中興の祖である父アレクシオス一世の治世を記した皇女の生涯をたどり、その著作を分析する。

目次

第1部 生涯(「緋色の生まれ」
幻想の皇帝歓呼
弟ヨハネス
少女時代への別れ
政略結婚
父の死と帝位継承問題
陰謀と和解
瀟洒な独居房
学問の世界に
『アレクシアス』と死)
第2部 作品(越境する歴史学―執筆戦略
戦い続けた「平和の人」―願いを込めて
「なぜ?」という問いかけ―原因・運命・摂理
歴史家の仕事―史実の追究)

おすすめコメント

歴史が男の学問とされていた時代に、ビザンツ帝国中興の祖である父アレクシオス一世の治世を記した、皇女の生涯をたどり作品を分析する。

著者紹介

井上 浩一 (イノウエ コウイチ)  
京都大学文学部卒、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)