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現代建築のトリセツ 摩天楼世界一競争から新国立競技場問題まで

PHP新書 1044

出版社名 PHP研究所
出版年月 2016年5月
ISBNコード 978-4-569-83042-1
4-569-83042-0
税込価格 902円
頁数・縦 263P 18cm

商品内容

要旨

ザハ・ハディド、キール・アーチ、デザインビルド…新・国立競技場をめぐる議論で飛び交った「現代建築」の固有名詞や専門用語。これだけ世間の関心を集めたのに、その歩みや作品の価値については知らないことばかり。そもそも現代建築の「現代」っていつから?モダニズムとポスト・モダニズムはどこが違う?超高層ビルは国家の象徴だけど、ショッピングモールはただの金儲けの手段?日本の現代建築の名作は、寿命わずか30年?丹下健三、磯崎新、安藤忠雄ら日本の建築家たちはなぜ世界から尊敬されるのか?本書を読めば、今日からあなたは現代建築ニュースの解説者に!

目次

基礎編―手ほどき現代建築(モダニズムってなんだろう
解題ポスト・モダン―「東京都庁舎」
「現代建築」の現在、二十一世紀を生き抜けるか
現代建築に功徳はあるか)
臨床編 現代建築は役に立つ(一番でないとだめ!―漂流する摩天楼 「国際経済」を知る
小よく大を制す?―都市伝説「住吉の長屋」 「現代美」を知る
開き直りコモディティ―モールの挑戦 「消費社会」を知る
グローバル化のなかのアイデンティティ―風土への覚醒 「地勢」を知る
景観創造のチップス―建築家の手を縛る 「景観問題」を知る
MOTTAINAI―壊してつくるだけが能じゃない
国家損失プライスレス―新国立競技場の顛末)

著者紹介

松葉 一清 (マツバ カズキヨ)  
建築評論家/武蔵野美術大学教授。1953年、神戸市生まれ。京都大学工学部建築学科卒。朝日新聞特別編集委員などを経て、2008年から現職。専門は、近代建築・都市史、現代建築評論。近代史の視点に基づき、21世紀の都市と建築のあるべき姿を探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)