• 本

三里塚 成田闘争の記憶

出版社名 新泉社
出版年月 2008年3月
ISBNコード 978-4-7877-0800-7
4-7877-0800-7
税込価格 3,850円
頁数・縦 127P 27cm

商品内容

要旨

三里塚の農民たちは、66年6月に新聞報道によりここが新空港の敷地になることを初めて知ったという。何の説明も相談もなく、いきなり「自宅から出て行け、農地をさし出せ」と言われたのである。こうした扱いをされて、たとえ天下国家の大事だからといって、唯々諾々と従えるはずがない。人として扱われていない、と感じたのである。そして四二年後の今、そうした思いを抱いた人やその後継者たちが、三里塚にはいる。三里塚だけでなく日本をとりまく環境の変化や世の中の移ろいを考えると、これはすごいことである。そして本書は、すごいことを始めた頃の、すごいことを始めた人たちの記録である。

著者紹介

三留 理男 (ミトメ タダオ)  
1938年生まれ。報道写真家。日大芸術学部中退。在学中に写真集『小児マヒの記録』(法政大学出版局・1961年)を発表。以後、アジア・アフリカを中心に取材を続け、82年『国境を越えた子供たち』(集英社)をはじめとする一連の作品で第三世界の国境線上の状況を広く世界に伝えたことで「第1回土門拳賞」受賞。88年、長期にわたるアジア・アフリカ取材活動に対して「第4回アジア・アフリカ賞」受賞。97年『辺境の民―アジアの近代化と少数民族』(弘文堂)で「第9回アジア・太平洋賞特別賞」受賞。88年より毎日新聞社特別嘱託(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)