• 本

律令体制を支えた地方官衙・弥勒寺遺跡群

シリーズ「遺跡を学ぶ」 046

出版社名 新泉社
出版年月 2008年5月
ISBNコード 978-4-7877-0836-6
4-7877-0836-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 93P 21cm

商品内容

要旨

『古事記』『日本書紀』に登場する美濃の伝統的地方豪族ムゲツ氏は、壬申の乱で大海人皇子の勝利に貢献したが、その後は中央政界には進出せず、地方行政に専念する。郡庁院や正倉院が建ち並ぶ郡衙遺跡から、地方豪族が律令官人へ変容する過程とその活動の実態を追う。

目次

第1章 壬申の乱とムゲツ氏(壬申の乱
美濃の豪族)
第2章 氏寺「弥勒寺」(弥勒寺跡の調査
「弥勒寺」の伽藍)
第3章 美濃国武義郡衙(整然と配置された郡庁院の殿舎
建ち並ぶ倉―正倉院
郡衛以前の建物群)
第4章 水の祭祀(弥勒寺西遺跡の発見
美濃ではじめて出土した古代木簡
ムゲツ氏と水の祭祀
「弥勒寺」とのかかわり)
第5章 地方豪族から律令官人へ(浮かびあがる「弥勒寺」建立前後の歴史
律令制を見える形に
弥勒寺の法灯)

著者紹介

田中 弘志 (タナカ ヒロシ)  
1962年生まれ。1990年岡山大学大学院文学研究科史学専攻(考古学)修了。岐阜県高等学校教諭を経て、1996年関市教育委員会文化課。現在、関市文化財保護センター課長補佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)