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「よど号」事件最後の謎を解く 対策本部事務局長の回想

草思社文庫 し1−1

出版社名 草思社
出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-7942-2228-2
4-7942-2228-9
税込価格 935円
頁数・縦 279P 16cm

商品内容

要旨

1970(昭和45)年に発生した赤軍派グループによる「よど号」ハイジャック事件はいまだ解決されない謎が残されている。平壌に向かって飛び立ったはずの「よど号」はなぜソウル金浦空港に降りたのか。日本航空の現地対策本部事務局長として事態の推移を間近に見た著者が、当時の緊迫した状況をたどり、金浦で姿を消した米国人乗客の存在とその背後にあった日米韓の連携に迫る。米国人乗客のその後の消息、北朝鮮で“再教育”されたハイジャック犯と日本人拉致の関係を新たに加筆、事件の全体像を初めて明らかにした貴重な証言。

目次

ハイジャック
赤軍派
金浦空港
現地対策本部
協議
世論
転換点
救出
消えた乗客
ピョンヤン
危機管理

おすすめコメント

あのとき平壌に向かったはずの「よど号」はなぜソウル金浦空港に降りたのか。最後の謎を解く鍵をにぎるアメリカ人乗客の存在を初めて明らかにする。

著者紹介

島田 滋敏 (シマダ シゲトシ)  
昭和8(1933)年、愛媛県生まれ。旧制松山中学、松山東高校卒業。31年、松山商科大学(現・松山大学)卒業。同年、日本航空入社。40〜44年、パリ支局総務マネージャー、45年、「よど号」事件では現地対策本部長補佐・統括担当に指名され、ソウル金浦空港へ。事務局長として陣頭指揮をとる。53年、バンコク支店長。その後、日本航空開発株式会社専務取締役、株式会社テレコメディア会長を歴任した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)