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怪獣少年の〈復讐〉 70年代怪獣ブームの光と影

出版社名 洋泉社
出版年月 2016年12月
ISBNコード 978-4-8003-1119-1
4-8003-1119-5
税込価格 2,640円
頁数・縦 369P 19cm

商品内容

要旨

覚えてろよ!怪獣が出てメチャメチャにしちゃうからな!ぶっ壊しちゃうからな!子どもたちに向けて夢と希望とともに死と現実を突きつけた70年代特撮ドラマの一群。その目的は何だったのか?巻末に作家・福井晴敏とのロング対談を収録。

目次

本書のねらい―怪獣と共に“子ども”を再発見する
1 昭和ガメラと“子どもの王国”悪魔の虹の向こうに―証言 高橋二三
2 「かえせ!太陽を!」公害は最後の怪獣を生んだ―証言 坂野義光
3 ウルトラ兄弟の血の絆、そして怪獣に親を殺された子どもの物語―証言 田口成光
4 怪獣は“有害メディア”か学年誌の果たした役割―証言 上野明雄
5 異常なことはいいことだ「未来の悲劇」を乗り越えるために―証言 山際永三
6 殉教者ウルトラマン―証言 真船禎
7 永遠の「いま」を刻み続けるウルトラ絶対時間―証言 飯島敏宏
8 現実は嫌い、子どもでいたい伝説の子役時代をきく―証言 高野浩幸
巻末対談 あの人たちは“永遠”を手に入れたウルトラマンという父性(福井敏晴(作家)×切通理作)

著者紹介

切通 理作 (キリドオシ リサク)  
1964年東京都生まれ。文化批評。和光大学卒。編集者を経て1993年『怪獣使いと少年ウルトラマンの作家たち』(宝島社)を著わす。また映画作家研究として『宮崎駿の“世界”』(ちくま新書/のちに増補し文庫化)でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)