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「ガンダム」の家族論

ワニブックス〈PLUS〉新書 050

出版社名 ワニ・プラス
出版年月 2011年4月
ISBNコード 978-4-8470-6033-5
4-8470-6033-4
税込価格 880円
頁数・縦 238P 18cm

商品内容

要旨

マネー経済、ネット社会…電子の回路が生み出したフィクションを崇める危険な心性に警鐘を鳴らす著者は、先行きが見えない時代に物事を考えるには、まず原点に立ち返ることが必要だ、と説く。今や配偶者も子供もいる人も多い「ガンダム」世代にとって、その原点になるのが「家族」だ。かつて91年の『機動戦士ガンダムF91』で、年来のアニメ・ファンに向けて「みんなそろそろ大人になるんだから、親になる用意をしろ」と秘かなメッセージを発した著者による、さらに混迷を深めた時代を断固として生き抜くための、最新の警句。

目次

はじめに―アニメーションの現場から
第1章 アニメで「家族」が描けるか
第2章 好き合って結婚したのに何故つらいのか
第3章 父性と母性の文明史
第4章 子育てをしなかった僕が娘に伝えたこと
第5章 「家族」とは修業の場だ
第6章 「家族」の未来へ
第7章 「ガンダム」世代の親たちへ
おわりに―アニメは僕の学校だった

著者紹介

富野 由悠季 (トミノ ヨシユキ)  
1941年神奈川県出身。日本大学芸術学部映画学科卒業。64年虫プロダクション入社。『鉄腕アニメ』の制作に携わる。72年『海のトリトン』で初監督。77年『無敵超人ザンボット3』の総監督を務める。79年『機動戦士ガンダム』を総監督、以後多数のシリーズ作品を生む。80年『伝説巨神イデオン』、96年『ガーゼィの翼』、98年『ブレンパワード』、05年『リーンの翼』等を監督。06年AMDアワード功労賞、シカゴ国際映画祭アニメーション功労賞、09年ロカルノ国際映画祭名誉豹賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)