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暗殺が変えた世界史 下

ニコライ二世からチャウシェスクまで

出版社名 原書房
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-562-05715-3
4-562-05715-7
税込価格 2,200円
頁数・縦 196P 20cm
シリーズ名 暗殺が変えた世界史

商品内容

要旨

ニコライ二世、サダト、インディラ・ガンジー…国家の偉大な要人たちの死にぎわがいかにみごとであるかは驚くばかりだ。臨終の苦しみやいまわの際において彼らが示した威厳や勇気はただただ驚異的だ。トマス・クインシーは殺人を「芸術の一分野」と見なしたが、被害者の「死にぎわ」も一つの芸術である。

目次

9 ニコライ二世―一つの世界の終焉‐エカテリンブルク、一九一八年七月一七日
10 エンゲルベルト・ドルフース―ヒトラーにナインと言った男‐ウィーン、一九三四年七月二五日
11 パトリス・ルムンバ―アメリカにとって邪魔だったアフリカ人‐カタンガ(コンゴ)、一九六一年一月一七日
12 ゴ・ディン・ジエム―仲間同士のクーデター‐サイゴン、一九六三年一一月二日
13 アンワル・アッ=サダト―アッラーの名における暗殺‐カイロ、一九八一年一〇月六日
14 インディラ・ガンジー―予期された暗殺の記録‐デリー、一九八四年一〇月三一日
15 ニコラエとエレナ・チャウシェスク―尋常といいがたい処刑‐トゥルゴビシュテ(ルーマニア)、一九八九年一二月二五日

おすすめコメント

あらゆるタイプの暗殺を網羅し、同時にきわめて多様な状況を紹介。時代や国や状況により、「悪からの解放」と称する殺人の大義は、共和政、聖十字架、アラー、革命、国王、国家などさまざまだ。だが、暗殺者たちはつねに「これは、正義のための闘いだ」と確信している。

著者紹介

ビュイッソン,ジャン=クリストフ (ビュイッソン,ジャンクリストフ)   Buisson,Jean‐Christophe
「フィガロ」誌の副編集長であり、歴史に特化したテレビチャンネル(cha^ine Histoire)の番組「イストリックモン・ショー(Historiquement show)」の司会を担当している。フランス学士院アンリ・ド・レニエ賞およびフランス学士院倫理・政治アカデミー賞を受賞
神田 順子 (カンダ ジュンコ)  
フランス語通訳・翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業
清水 珠代 (シミズ タマヨ)  
上智大学文学部フランス文学科卒業
濱田 英作 (ハマダ エイサク)  
国士舘大学21世紀アジア学部教授。早稲田大学大学院文学研究科東洋史専攻博士課程単位取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)