• 本

セゾン・サンカンシオン

出版社名 ポプラ社
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-591-17000-7
4-591-17000-4
税込価格 2,090円
頁数・縦 362P 19cm

商品内容

要旨

人を依存症にするのは、快楽じゃないよ。心身の痛みや、それぞれが感じている生きづらさが原因で依存症になっていくの。ここは、生きづらさを抱える女性たちが前を向くための場所。今最注目の作家が、人間の孤独と再生にやさしく寄り添う感動作!

出版社・メーカーコメント

ただ、ただ、彼女たちがたまらなく愛おしい。こんなにも苛酷なこの世界で、生きのびてくれて、ありがとう。――中脇初枝氏「人を依存症にするのは、快楽じゃないよ。心身の痛みや、それぞれが感じている生きづらさが原因で依存症になっていくの」アルコール依存症の母親をもつ柳岡千明は、退院後の母親が入所する施設「セゾン・サンカンシオン」へ見学に行く。そこは、様々な依存症に苦しむ女性たちが共同生活を行いながら、回復に向けて歩んでいくための場所だった。迷惑を掛けられてきた母親に嫌悪感を抱く千明だが、施設で同じくアルコール依存症を患っているパピコとの出会いから、母親との関係を見つめなおしていく――。人間の孤独と再生にやさしく寄り添う感動作!

著者紹介

前川 ほまれ (マエカワ ホマレ)  
1986年生まれ、宮城県出身。看護師として働くかたわら、小説を書き始める。2017年、「跡を消す」で、第七回ポプラ社小説新人賞を受賞し、翌年デビュー。第二作『シークレット・ペイン 夜去医療刑務所・南病舎』が、第二十二回大藪春彦賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)