• 本

幸福は絶望とともにある。

出版社名 ポプラ社
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-591-17735-8
4-591-17735-1
税込価格 1,540円
頁数・縦 221P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 幸福は絶望とともにある。

    曽野綾子の新聞連載などで好評だったエッセイを束ねた一冊。個人の生き方とは、という誰もが抱える問題提起に、グローバルな視点を持つ著者の言葉が時に鋭くときほぐす。早読みしないでていねいに読みたい。読み進むほど、著者が色紙に書くという「後は野となれ」の境地が少しずつわかってくる気がする。

    (2023年6月22日)

商品内容

要旨

人生は諦めの連続。だからこそ、面白い!「変えられることには努力をすればいいが、変えられないことは、諦めて受け入れなさい」幸せばかりとはいえなかった人生も、最後は穏やかに終えたい。

目次

まえがき 後は野となれ山となれ
第1章 生の出発点を見失っていないか
第2章 人間の不純な哀しさ
第3章 人間が人間になるために
第4章 人間は一筋縄ではいかない
第5章 受けるより与える方が幸いである
第6章 人生の美学に殉じるために

出版社・メーカーコメント

自身の経験にもとづく問題提起を行ってきた著者が、閉塞状況の日本に一石を投じるエッセイ。1997年から2000年に毎日新聞、産経新聞などに掲載したものをまとめて単行本化した書籍の改装版。生の出発点を見失っていないか受けるより与える方が幸いである人間は一筋縄ではいかない人間の不純な哀しさ、優しさ、香しさ人間が人間になるために人生の美学に殉じるためになど

著者紹介

曽野 綾子 (ソノ アヤコ)  
1931年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。『遠来の客たち』(筑摩書房)で文壇デビューし、同作は芥川賞候補となる。1979年ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、2003年に文化功労者、1995年から2005年まで日本財団会長を務めた。1972年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」を始め、2012年代表を退任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)