シィエスのフランス革命 「過激中道派」の誕生
NHKブックス 1281
出版社名 | NHK出版 |
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出版年月 | 2023年9月 |
ISBNコード |
978-4-14-091281-2
(4-14-091281-2) |
税込価格 | 1,760円 |
頁数・縦 | 286P 19cm |
商品内容
要旨 |
ギロチンや恐怖政治より重要な事実。『第三身分とは何か』で革命に火をつけた理論家シィエスがその後政治の第一線に立ち続け、ナポレオンを呼び込んで自ら革命に終止符を打ったことは知られているだろうか。本書は、シィエスの視点から激動の十年間を簡潔に描くことで革命の全体像と、注目されてこなかった歴史的意義を見出す。「人民主権」の危険性を痛感するシィエスが実現したのは、立法権よりも行政権を重視する近代的な代表制であり、今もフランス政治に受け継がれる「極端な中道主義」だった―憲法と議会を軸に展開する、新・フランス革命史! |
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目次 |
序章 フランス革命の論じ方 |
出版社・メーカーコメント
パンフレットによって革命に火をつけた理論家シィエスがその後政治の第一線に立ち、ナポレオンを呼び込んで革命に幕を引いたことは知られているだろうか。本書は、シィエスの視点から「大革命」10年間の激動を分かりやすく描き、これまで指摘されなかった、革命の真の成果を見出す。「議会が判断を誤る」ことを痛感したシィエスが選んだのは、現代のマクロン政権も受け継ぐ「極端な中道主義」だった−−第一人者によるラディカルな「新・フランス革命史」!