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まちは暮らしでつくられる 神山に移り住んだ彼女たち

出版社名 晶文社
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-7949-7478-5
4-7949-7478-7
税込価格 2,200円
頁数・縦 378P 19cm

商品内容

要旨

「この風景のなかに見えるほぼすべて、いつか誰かが手を使った仕事」―清流・鮎喰川が流れる山あいのまち・徳島県神山町。本書は、このまちに10年近く通う著者と移住・Uターンした女性たちによるインタビューで編まれた「神山の生活史」である。神山で暮らす彼女たちは、自らの手で自然と人間の関係をしなやかに結び直していく。また、彼女たちの日常のささやかな言葉は、「地方創生」「まちづくり」という大きな言葉を解きほぐす力がある。「まちは一人ひとりの暮らしでつくられている」というシンプルな事実に気づいたとき、誰もが自分の人生と暮らしを慈しみたくなる。

目次

第一章 川を背骨にしたまち
第二章 山と人の暮らしをつなぐ
第三章 関係性をかきまぜるアート
第四章 神山の人たちに受け入れられて
第五章 「食べる」を真ん中に暮らす
第六章 育てるではなく、育つ場をつくる
第七章 まちのコモンズとなる場所

著者紹介

杉本 恭子 (スギモト キョウコ)  
大阪生まれ。同志社大学大学院文学研究科新聞学専攻修了。2009年より、京都を拠点にフリーランスのライターとして活動している。アジールになりうる空間、自治的な場に関心をもち、大学、寺院、NPO法人、中山間地域などをフィールドにインタビュー・取材を重ねている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)