黄金列車
出版社名 | KADOKAWA |
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出版年月 | 2019年10月 |
ISBNコード |
978-4-04-108631-5
(4-04-108631-0) |
税込価格 | 1,980円 |
頁数・縦 | 333P 20cm |
商品内容
文学賞情報 |
2020年
第10回
Twitter文学賞(第10回で終了)受賞 |
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要旨 |
第二次世界大戦末期。ハンガリー大蔵省の役人のバログは、敵軍迫る首都から国有財産の退避を命じられ、ユダヤ人の没収財産を積んだ「黄金列車」の運行に携わることになる。混乱に乗じて財宝を狙う有象無象を相手に、文官の論理と交渉術で渡り合っていくバログ。過酷な日々の中、胸に去来するのはかつて青春を共にしたユダヤ人の友人、そして妻との出会いだった。輝くような思い出と、徐々に迫ってくる戦争の影。ヨーロッパを疾駆する列車のなか、現在と過去を行き来しながらバログはある決意を固める―。 |
おすすめコメント
戦場を駆ける黄金列車の行方は?大人達の戦いを描く佐藤亜紀の新たな傑作。ハンガリー王国大蔵省の職員・バログは、現場の担当としてユダヤ人の資産を保護・退避させるべく「黄金列車」に乗り込む。財宝を狙って近づいてくる悪党たちを相手に、文官の論理と交渉術で渡り合っていくが――。