
新編日本古典文学全集 16
うつほ物語 3
新編日本古典文学全集 16
- 中野 幸一 編
- 中野幸一/校注・訳
出版社名 | 小学館 |
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出版年月 | 2002年8月 |
ISBNコード |
978-4-09-658016-5
(4-09-658016-3) |
税込価格 | 5,123円 |
頁数・縦 | 670P 23cm |
シリーズ名 | 新編日本古典文学全集 |
商品内容
要旨 |
あて宮腹の皇子の立坊は?過熱する藤原氏と源氏の政争のなか、仲忠は、祖父俊蔭から継承した秘琴の技を愛子いぬ宮に伝授するため、新造の楼にこもる。芸能の伝承と国権の継承。二つの流れが、今ここに統一。スケール豊かな平安文学の金字塔、全三冊、完結。 |
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目次 |
国譲 |
出版社・メーカーコメント
わが国現存最古の物語。原文、頭注、現代語訳の三段組で、誰でも読める。『うつほ物語』の名は、『源氏物語』に先行する、わが国現存最古の長編物語として、つとに知られていたが、名のみ高く、実際にはあまり読まれることがなかった。今回、最良の底本といわれる「前田家本」を本文に採用し、『うつほ物語』研究では第一人者といわれる中野幸一氏により、初めて一般の人にも読める注釈本として発刊されることができた。異界漂流と秘琴伝授で始まったこの物語は、ヒロインあて宮の入内をめくる恋のストーリーを経て、第三冊では国権の継承と、秘琴の伝承が、物語のテーマとなっている。「国譲上」巻から「楼の上下」巻までの五巻を収録。詳細な注と、初めての完全な現代語訳がついて、誰でも読み通すことができる。全三冊、いよいよ完結。