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現代哲学の最前線

NHK出版新書 627

出版社名 NHK出版
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-14-088627-4
4-14-088627-7
税込価格 990円
頁数・縦 286P 18cm

商品内容

要旨

現代哲学―主として二〇世紀後半以後の哲学には、どこにどういう問いがあり、誰によって何が議論されているのか?本書は現代哲学における最もホットな5つのテーマ―正義論・承認論・自然主義・心の哲学・新しい実在論の議論を整理し、そのエッセンスを解説。ロールズ、サンデルからサール、デネット、マルクス・ガブリエルまで。変貌する哲学の見取り図を示す、本格的哲学入門。

目次

第1章 正義論―公正な社会はいかにして根拠づけられるか?(ロールズの『正義論』は何が画期的だったのか
戦後リベラルからの期待 ほか)
第2章 承認論―我々はどのように「他者」と認め合えるか?(「承認」をめぐる問題
主体の条件としての承認 ほか)
第3章 自然主義―自由意志は幻想にすぎないのか?(人間の行動に固有の法則はあるか
人間固有の意志や行為の選択原理をどう明らかにするか? ほか)
第4章 心の哲学―「心」はどこまで説明可能か?(「心の哲学」とは何か?
物理主義の元祖としてのラッセル ほか)
第5章 新しい実在論―存在することをなぜ問い直すのか?(「ポストモダン」以後の実在論
カント以来の「相関主義」の克服 ほか)
各章のテーマをもう少しだけ掘り下げて学ぶためのブックガイド

著者紹介

仲正 昌樹 (ナカマサ マサキ)  
1963年広島県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(学術博士)。現在、金沢大学法学類教授。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)