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陰謀論の罠 「9.11テロ自作自演」説はこうして捏造された

Kobunsha Paperbacks 104

出版社名 光文社
出版年月 2007年4月
ISBNコード 978-4-334-93407-1
4-334-93407-2
税込価格 1,047円
頁数・縦 283P 19cm

商品内容

要旨

「人は小さな嘘にはすぐ気付くのに、大きな嘘は逆に信用してしまう」と、陰謀論者たちは囁き、『911ボーイングを捜せ』などというDVDや『9.11テロ捏造』などという本が売られている。そして、そこでは、ブッシュ政権がイラクに侵攻するため、“新しい真珠湾”を意図し、「9.11テロ」を自作自演したと主張されている。「WTCに突入したのは軍用機」「WTCは倒壊でなく“爆破”された」「ペンタゴンに突っ込んだのはミサイル」「ユナイテッド93便の残骸はない」など、その証拠も山ほど紹介されている。しかし、これはバカバカしいほどの「小さな嘘」だ。本書は、それを徹底的に検証し、併せて、日本人が信じ込んでいる「真珠湾陰謀説」「コベントリー陰謀説」などにも触れ、陰謀論がどうつくられるかまで言及する。本書を読めば、「9.11陰謀論」が、過去の陰謀論と同じく、そこで展開される論理トリックがあまりに情けないものだとわかるだろう。いまさら“ボーイング捜し”などする必要はない。陰謀論の蔓延は知の衰退を招く。私たちは、この世界を「イディオクラシー」(アホバカ民主主義)に向かわせてはならない。

目次

1 「9.11テロは自作自演」を検証する(WTCでなにが起こったのか?
ペンタゴンに開いた穴
消えたユナイテッド93便
まだある「9.11陰謀論」
「9.11陰謀論」のつくられ方)
2 世界は陰謀に満ちているのか?(チャーチルはコベントリーを見捨てたのか?
真珠湾:あらゆる陰謀論の母
トンキン湾事件の教訓
陰謀論の向こう側)

出版社
商品紹介

陰謀論の背景とその捏造テクニックを解明し、彼らの見識を問うとともに、陰謀論を人々がなぜ受け入れてしまうのかを考察する。

おすすめコメント

識者からジャーナリストまでなぜ、ころりと騙されてしまうのか?「WTCに突入したのは軍用機」「WTCは倒壊ではなく“爆破”された」「ペンタゴンに突っ込んだのはミサイル」「ユナイテッド93便の残骸はない」などは、すべて嘘である!

著者紹介

奥菜 秀次 (オキナ ヒデジ)  
1963年、埼玉県生まれ。アメリカ現代史研究家。週刊誌・月刊誌などでこれまで数々の研究・取材成果を発表してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)