夫の骨
祥伝社文庫 や19−1
出版社名 | 祥伝社 |
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出版年月 | 2019年4月 |
ISBNコード |
978-4-396-34510-5
(4-396-34510-0) |
税込価格 | 737円 |
頁数・縦 | 307P 16cm |
9組の家族の秘密を描いた“どんでん返し系”短編集
家族を襲うさまざまな事件の顛末を巧みに描いた短編集。9話すべてが予想外の結末を迎えます! 漫画の原作なども手掛ける著者さんだけあって、ストーリー展開がとても鮮やか。 「家族」というテーマがどの物語も最大限に活きていて、読後は考えさせられたり、少し切なくなったり。 時にいびつだけれどそれぞれの「家族」の形を守ろうとする姿にハッとさせられます。 短編は細切れで読みごたえがないと思っている方にもおすすめです。 |
商品内容
文学賞情報 |
2020年
第56回
日本推理作家協会賞受賞 |
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要旨 |
昨年、夫の孝之が事故死した。まるで二年前に他界した義母佳子の魂の緒に搦め捕られたように。血縁のない母を「佳子さん」と呼び、他人行儀な態度を崩さなかった夫。その遺品を整理するうち、私は小さな桐箱の中に乳児の骨を見つける。夫の死は本当に事故だったのか、その骨は誰の子のものなのか。猜疑心に囚われた私は…(『夫の骨』)。家族の“軋み”を鋭く捉えた九編。 |