
図説刑罰具の歴史 世界の刑具・拷問具・拘束具
出版社名 | 明石書店 |
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出版年月 | 2001年1月 |
ISBNコード |
978-4-7503-1364-1
(4-7503-1364-5) |
税込価格 | 3,080円 |
頁数・縦 | 312P 20cm |
商品内容
要旨 |
読者の皆さんが刑具・拷問具・拘束具と併列した副題を眼にされると、なにか刑罰・行刑にかかわる残酷で殺伐とした用具と歴史の一断面を連想されよう。また、これまでの多くの類書から嗜虐的・興味本位に扱われているものとして連想される向きも少なからずあろうかと思われる。しかし刑具・拘束具といったものは、適法に用いられる場合、社会に危害を加えた犯罪者への民衆の怒りと正義感を満足させる戒めの具であり、反面、非合法の場合、とくに一揆・暴動・革命時の場面などでは権力の暴発・濫用の象徴的一面を具体的に示し、民衆の怨嗟が深く込められているものであることも確かである。本書は刑罰史・行刑史をライフワークとしてきた一研究者の立場から、この面の歴史的・学問的検証・批判の一資料として刑罰具を提示、刑種により区分、分野別に類別、さらに西洋・東洋・日本について、その変遷と執行形態を比較し考察を試みてみた。 |
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目次 |
序章 時代にみる刑罰具の特色 |