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現象学と倫理学

日本倫理学会論集 27

出版社名 慶応通信
出版年月 1992年10月
ISBNコード 978-4-7664-0513-2
4-7664-0513-7
税込価格 3,960円
頁数・縦 262P 22cm

商品内容

要旨

「事象そのものへ」を標榜する現象学は、倫理学にいかなる地平を切り拓いたのか?フッサールからメルロ=ポンティに至る思索の歩みの中に、倫理学の新たな展開を跡づけ、同時に言語・他者といった人間的プラクシスの核心的な主題へと接近する。

目次

序 現象学によせて
エートスの現象学と現象学のエートス―フッサール現象学における人間主義と拡大主義
人格の問題と現象学
道徳の知とエキスパート―シェーラーのテーゼの意味
良心の解釈学的検討
世界開放性と存在開放性
現象学的還元と伝統回帰―和辻倫理学における現象学の意義
他者と倫理―現象学における他者問題の諸相
身体からみた意志と人格―根源的受動性に定位した倫理学の可能性について
「言語経験」の現象学・序説
〈情報構造〉におけるプラクシス
科学論としての現象学の可能性
現象学と〈規範〉の問題