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自然と対話する魂の軌跡 アーダルベルト・シュティフター論

慶応義塾大学法学研究会叢書 別冊11

出版社名 慶応義塾大学法学研究会
出版年月 1994年4月
ISBNコード 978-4-7664-0551-4
4-7664-0551-X
税込価格 8,580円
頁数・縦 547P 22cm

商品内容

要旨

本書はシュティフターについての40年余にわたる私の研究生活から生まれた、独立の研究論文、作品の翻訳、及びその間に書かれたエッセイをまとめたものである。

目次

1 シュティフターの文学・自然との対話(シュティフターの自然論と動物
自然描写における色彩表現―『深い森』論
文体の変容と自然描写―『聖夜』から『水晶』へ
自然による守護と疎外―『バイエルンの森から』論考
シュティフターの自然論の本質
キルヒシュラーク・冬山の便り
『キルヒシュラーク・冬山の便り』の読者に
『キルヒシュラーク・冬山の便り』について)
2 シュティフターの文学・時代の背景(青年シュティフターの恋―「ファニイ体験」とその意義
『コンドル号』による宇宙への飛翔―新進作家シュティフターの誕生
『ヴィティコー』解釈の系譜―晩年におけるシュティフター像と作品の受容)
3 シュティフターの文学・現代への影響(トーマス・マンとシュティフター―書簡と日記にみる精神の触れ合い ほか)
4 シュティフターの文学・研究の周辺(ビーダーマイアー時代―市民文化の源泉を探る
『ヴィティコー』研究の新しい動向
プラークとシュティフター
国際シュティフター・コローキウム
アイゼンマイアー編『シュティフター文献集』―シュティフターの精神において捧げられた労作
ローゼンベルガー・グート訪問記)
本文注解
付録(アーダルベルト・シュティフター主要作品邦訳名一覧
アーダルベルト・シュティフター生涯と作品
アーダルベルト・シュティフター主要作品翻訳一覧 ほか)