• 本

近代トルコ見聞録

Keio UP選書

出版社名 慶応義塾大学出版会
出版年月 2000年1月
ISBNコード 978-4-7664-0779-2
4-7664-0779-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 223P 19cm

商品内容

要旨

13世紀に建国され、16世紀には世界最大・最強の国家に成長したオスマン帝国。しかし、18世紀には「ヨーロッパの瀕死の病人」となり、1922年ついに瓦解した。翌年には帝国を継承したトルコ共和国が誕生した。わが国は、明治期からトルコとの直接的な交流をもつようになる。本書は、一つの国家の崩壊と、新しい国家の誕生という激動のトルコを実際に旅した明治・大正期の日本人の紀行文、日記などを通じて、近代トルコの魅力的な素顔を紹介する。

目次

第1章 はじめての日本人―福地源一郎と島地黙雷
第2章 国交樹立への手がかり
第3章 「エルトゥールル号」遭難のあと
第4章 明治が生んだ熱血漢―山田寅次郎
第5章 三人の学者
第6章 アナトリア横断―家永豊吉
第7章 文豪が観察したオスマン帝国―徳富健次郎
第8章 文人外交官―笠間杲雄
第9章 初代大使小幡酉吉の事績
第10章 異色の外交官―芦田均