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アジア金融危機とマクロ経済政策

出版社名 慶応義塾大学出版会
出版年月 2004年6月
ISBNコード 978-4-7664-1068-6
4-7664-1068-8
税込価格 4,180円
頁数・縦 276P 22cm

商品内容

要旨

本研究の背景は、タイに始まる1997年のアジア金融危機にある。その原因の一つは、米ドルとの実質的な固定相場制にあり、短期資金の急激な流入とそれに続く流出を招いてしまったことにある。本研究は、アジア通貨危機の経験から、為替政策・銀行行動・貿易パターン、タイの人口問題など、多方面にわたる研究成果をまとめたものである。

目次

第1章 アジア経済の現状とアジア債券市場
第2章 マレーシアの資本移動規制とオープンマクロ経済の安定化
第3章 タイにおける経済危機の出産意欲と結婚意欲の影響
第4章 タイの金融・経済危機と国内における経済発展のボトルネック
第5章 金利自由化と金融政策
第6章 流動性ショック対策としてのコミットメントライン―その効果に関する実証分析
第7章 中国深狽(せん)・テクノセンターの経営・経済分析
第8章 経済発展における社会資本の役割
第9章 貸出のレントと邦銀の海外業務
第10章 家計の算産選択の比較分析―日本・韓国・タイの比較

出版社
商品紹介

アジア金融危機とマクロ経済政策の対応を論じる研究書。一流のエコノミストが、マレーシア・タイ・中国・日本に生じた問題を論じる。

著者紹介

吉野 直行 (ヨシノ ナオユキ)  
慶応義塾大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)