
北宋末の詞と雅楽
出版社名 | 慶応義塾大学出版会 |
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出版年月 | 2004年8月 |
ISBNコード |
978-4-7664-1071-6
(4-7664-1071-8) |
税込価格 | 7,700円 |
頁数・縦 | 336,20P 22cm |
商品内容
要旨 |
詞は詩と同じく定型は定型であるが、詩に比べてパターンははるかに多く、かつ複雑である。「詞の音楽」の研究は、とりもなおさず、これらのパターンを音楽的に明らかにすることで、楽器の種類や演奏法などと関連づけて、作詞の実際に迫る試みであると言えよう。ほかにも、詞と詩の違いはいくつかある。例えば、唐代の詞が民間に流行した音楽をベースに発達したために、詩に比べて詞の言葉には口語(俗語)的な表現が多いこと、また、詞は概して繊細で抒情的かつ艶麗な内容をもつこと等々である。つまり、詩には少ない口語による自由な表現とデリケートなセンチメンタリズム、そして時にはあからさまなエロティシズムを看取できるのが、詞をよむおもしろさである。 |
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目次 |
第1章 大晟府の沿革 |
出版社 商品紹介 |
宋代に発達史、滅亡と共に散逸してしまった韻文「詞」を、北宋宗廟を祭る儀式音楽の雅楽を手掛かりに音楽的側面を研究した学術書。 |