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英語支配とことばの平等 英語が世界標準語でいいのか?

出版社名 慶応義塾大学出版会
出版年月 2006年9月
ISBNコード 978-4-7664-1304-5
4-7664-1304-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 252,9P 20cm

商品内容

要旨

英語の「一言語独裁」により、非英語話者は「不平等」と「言語権の侵害」を被っているという観点を提供し、「コミュニケーションの平等」を実現するために、「ことばの平等」を確立することが必要であることを主張する。

目次

グローバリゼーションと英語支配
第1部 「英語=世界標準語」が生み出す6つの問題(コミュニケーションの不平等と差別が生まれる
少数言語の衰退に拍車をかける
世界文化の画一化につながる
「情報リッチ」と「情報プア」を生む
「英語神話」による精神支配
英語支配の序列構造)
第2部 「英語=世界標準語」への対応策(日本では、まず日本語で
英語教育を縮小し、日本語本位の教育を
英語を公用語にする必要はない
英語支配への国際的取り組み―「英語税」導入と英語教育の無償化)
第3部 「ことばの平等」を目指す(ことばのエコロジー―ことばとコミュニケーションの平等
「ことばの平等」のための言語政策―国際言語協定と言語権の確立)
「英語信仰」から「脱英語主義」へ

著者紹介

津田 幸男 (ツダ ユキオ)  
筑波大学大学院人文社会科学研究科教授。Ph.D.(南イリノイ大学、1985年、スピーチ・コミュニケーション)。専門は英語支配論、言語政策、英語教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)