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矩を踰えて 明治法制史断章

出版社名 慶応義塾大学出版会
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-7664-1443-1
4-7664-1443-8
税込価格 2,200円
頁数・縦 237P 20cm

商品内容

要旨

時は明治。古い法体系が近代法体系へと移り行くそのはざまで、巷を騒がせた事件の「罪と罰」に、法制史家のあたたかく真摯な眼差しが向けられる。自ら史料を発掘し、読み解いてきた著者だけが語れる滋味あふれるエピソードの数々。有名無名の人々が、法のはざまで繰り広げたドラマに注がれるあたたかく真摯な眼差し。歴史の醍醐味が味える名随筆集。

目次

1 明治「罪と罰」(仮刑律・新律綱領・改定律例
明治初期の小型法令集
笞・杖・徒・流・死
明治十年代の「死刑」 ほか)
2 実像の「司法職務定制」
3 東京集治監創設小史
4 時代のはざまに瞬いた人々(山城屋和助―夢の跡
異色の陸軍刑法編纂官―岩下長十郎
忘れられた先駆者―平賀義質
津田真道の不遇時代 ほか)

著者紹介

霞 信彦 (カスミ ノブヒコ)  
慶應義塾大学法学部教授。法学博士。昭和26年生まれ。昭和49年、慶應義塾大学法学部卒業。昭和54年、慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)