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中国の朝鮮半島政策 独立自主外交と中韓国交正常化

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2010年10月
ISBNコード 978-4-7664-1783-8
4-7664-1783-6
税込価格 4,620円
頁数・縦 332P 22cm

商品内容

要旨

中韓国交正常化への道のりとは?それは単純な二国間関係の正常化ではなく、同時にそれぞれの同盟者であり、敵対者である北朝鮮との関係の大きな変化を意味していた。「独立自主外交」への舵をきった改革・開放路線後の中国が、朝鮮半島政策をいかに調整し、中韓国交正常化を成立させたのか、ソ連(ロシア)、米国などとの関係も視野に入れながら、その歴史的・政治的意味をさぐる試み。

目次

第1章 背景―中国と朝鮮半島の伝統的関係(抗日戦争・国共内戦期の中朝関係
「連ソ反米」外交期の中朝関係 ほか)
第2章 中国の独立自主外交路線と対韓関係の萌芽―対立から接触・交流へ(独立自主外交路線の樹立
中韓接触のはじまり―中国民航機ハイジャック事件の交渉 ほか)
第3章 中国の改革・開放と中韓経済関係の形成―交流から協力へ(改革・開放の進展と中韓経済交流の展開
韓国の北方政策の展開と対中関係改善 ほか)
第4章 朝鮮半島の現状承認と中韓相互協力の展開(中ソ関係の正常化と朝鮮半島の緊張緩和
朝鮮半島の現状承認と中国外交―南北朝鮮の国連同時加盟への中国の支持 ほか)
第5章 朝鮮半島政策の調整と中韓国交正常化(国交樹立の背景
国交樹立の交渉過程 ほか)

著者紹介

李 成日 (リ セイニチ)  
韓国東西大学国際学部専任講師・中国北京師範大学政府管理研究所客員研究員。1971年、中国・延辺(龍井)生まれ。1995年、北京大学政治学・行政管理学部(現・政府管理学院)政治学専攻卒業、2000年、北京大学国際関係学院アジア・アフリカ研究所国際政治専攻修士課程修了、2007年、慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了、2008年、博士(法学)。慶應義塾大学法学部訪問研究員、韓国東西大学学部招聘講師などを経て2009年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)