• 本

大学改革を問い直す

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2013年6月
ISBNコード 978-4-7664-2053-1
4-7664-2053-5
税込価格 3,080円
頁数・縦 290P 21cm

商品内容

要旨

本書は、トロウの発展段階論とクラークの比較高等教育システム論を手掛かりとして戦後日本の教育行政を俯瞰し、これからの大学が備えるべきシステム、価値、および理念を見定めたうえで、「全入」問題、高大接続関係、秋入学、ファンドレイジングなど、具体的かつ喫緊の課題について指針を与える。すべての大学人にとって、必読の1冊である。

目次

1部 改革の流れを読む(大学教育にグローバル化を読む
学生生活と教育の変容を読む
大学の多様化政策を読む
トロウのユニバーサル化論を読む)
2部 改革を問い直す(質の保証装置を問う
入学者選抜を問う
認証評価制度を問う
大学院を問う
建学の精神を問う)
3部 改革に歴史を考える(「全入」時代を考える
接続関係を考える
教養教育を考える
秋入学を考える
大学教員を考える
ファンドレイジングを考える
教育研究組織を考える)

著者紹介

天野 郁夫 (アマノ イクオ)  
1936年神奈川県生まれ。一橋大学経済学部・東京大学教育学部卒業、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。名古屋大学教育学部助教授、東京大学教育学部教授、同学部長、国立大学財務・経営センター教授、同研究部長を経て東京大学名誉教授。専攻は教育社会学、高等教育論。著書は『試験の社会史』(東京大学出版会、1983/平凡社ライブラリー、2007/サントリー学芸賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)