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社会保護政策論 グローバル健康福祉社会への政策提言

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2014年5月
ISBNコード 978-4-7664-2109-5
4-7664-2109-4
税込価格 5,060円
頁数・縦 373P 21cm

商品内容

要旨

豊かな社会における新しい貧困、最貧困でも進行する少子高齢化など、従来の社会保障政策では対応しきれない問題が深刻化・複雑化している。すべての人々が社会的排除と戦い、社会的参加と包摂をめざすための総合的な取り組みである「社会保護」の実現に向けた、初の問題提起と政策提言。

目次

社会保護体系の構築に向けて―日英比較を中心にしたグローバルな視点からの問題提起
第1部 社会保護をめぐる思想的論点(公共経済における公共性と共同性
社会福祉思想と“ニュー”と“ネオ”の2つの新自由主義―19世紀イギリスの貧困・失業と社会福祉思想の生成
ポスト企業福祉社会の効率と公正―「共」を担う新たなコミュニティの形成
「企業の社会的責任」概念の変容と拡張
健康福祉社会と死生学―終末期医療と死の質)
第2部 少子高齢時代の社会保護政策課題(プロダクティブ・エイジングの課題と展望―新しい高齢者像の実現に向けて
社会保障の原点とジェンダー・ギャップ
少子高齢化の負の神話と経済成長戦略―低成長と財政悪化、福祉崩壊のワナの回避に向けて
国際労働移動をめぐる制度的課題)
第3部 社会保護の視座と展望(農村地域社会におけるセーフティ・ネットとソーシャル・キャピタル―総合農協の事業・活動事例を中心に
医療・福祉における国際協力と人材育成
中国「儒法モデル」の経営管理
科学技術リテラシーを原子力―原子力教育に関する日仏比較
宇宙開発時代の医療・健康問題)

著者紹介

真屋 尚生 (マヤ ヨシオ)  
日本大学商学部教授。慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。商学博士。日本大学商学部専任講師、助教授を経て、1983年より現職。専門は、社会保障論、保険論。主要業績に、『保険理論と自由平等』東洋経済新報社、1991年(吉村賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)