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浮世絵とパトロン 天皇・将軍・大名の愛した名品たち

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2014年3月
ISBNコード 978-4-7664-2118-7
4-7664-2118-3
税込価格 2,750円
頁数・縦 203P 19cm

商品内容

要旨

葛飾北斎『西瓜図』、月岡雪鼎『正月羽根突き美人図』、伝歌川国芳『山王祭礼附祭絵巻』、勝川春章『婦女風俗十二ケ月図』、鳥文斎栄之『朝顔美人図』などの名品の数々を、天皇や将軍、大名たちはどのように愛し収集したのか。江戸初期から幕末までの作品を丁寧に読み解き、浮世絵の文化的・歴史的背景を浮き彫りにする。

目次

第1章 浮世絵の歴史と受容―庶民のケース
第2章 市井の風俗画を愛でた天皇・皇族たち
第3章 鷹狩りの余興に、浮世絵師を呼び寄せた天下の将軍
第4章 国貞・国芳・広重の錦絵版画を楽しんだ尾張藩の幼君
第5章 浮世絵贔屓の正横綱、松浦静山公
第6章 築山御殿の美人たち―大和郡山藩の俳諧大名
第7章 寛政改革の立役者―白河侯松平定信の素顔
第8章 広重二題―天童藩・阿波藩との逸事
第9章 浮世絵に現をぬかした貴人たち
補章 浮世絵―貴人の肖像画

著者紹介

内藤 正人 (ナイトウ マサト)  
1963年愛知県名古屋市生まれ。1988年慶應義塾大学大学院修士課程修了。出光美術館主任学芸員を経て、慶應義塾大学文学部教授、慶應義塾大学アート・センター所長。博士(美学)。専門は日本美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)