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大正期日本法学とスイス法

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2015年2月
ISBNコード 978-4-7664-2201-6
4-7664-2201-5
税込価格 7,700円
頁数・縦 343P 22cm

商品内容

要旨

明治期から大正期への日本法学の転換期。スイス法は我が国にどのような影響をあたえたのか。従来ほとんど顧みられてこなかった我が国におけるスイス法の影響。法学者たちの相互主体的な人物交流の局面と、制度解釈の学説史的な局面とに分け、詳細かつ総合的な視点から、近代日本におけるスイス法の影響を比較法史的に論じる。

目次

第1編 近代日本とスイスの法学交流(ルイ・アドルフ・ブリデル
穂積重遠)
第2編 蘇る太政官布告(日本の条理論とスイス民法
制定時の太政官布告
裁判事務心得第3条の消滅?
消滅後の太政官布告―「忘却」から「再自覚」へ
「再自覚」された太政官布告
穂積重遠の「条理」解釈―大正4年1月26日大審院民事連合部判決「婚姻予約有効判決」からの一考察
日本近代法学における「条理」理解の転換)
穂積重遠の法理論―法律進化論を中心として

著者紹介

小沢 奈々 (オザワ ナナ)  
1977年生まれ。日本学術振興会特別研究員(RPD)、東京電機大学情報環境学部非常勤講師、白百合女子大学文学部非常勤講師、大妻女子大学非常勤講師。専攻は、日本近代法史・比較法史。慶應義塾大学法学部法律学科卒業、ベルン大学法学部附属高等修士課程修了、慶應義塾大学大学院法学研究科前期博士課程修了、慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。LL.M(ベルン大学)。博士(法学)(慶應義塾大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)