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水資源の国際経済学 気候・人口問題と水利用のネットワーク化

総合研究現代日本経済分析 第2期

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2015年4月
ISBNコード 978-4-7664-2214-6
4-7664-2214-7
税込価格 5,500円
頁数・縦 314P 22cm

商品内容

要旨

21世紀、人類最大の難問は「水」である。今後の人口増加は水・食料が少ない地域で起こり、対応を誤れば深刻な環境破壊や資源の枯渇をもたらす。本書は、バーチャル・ウォーター貿易を介して干ばつへの対応や地下水・生態系の保全を図る、新たな水利用の理論を講築する。世界最大の「バーチャル・ウォーター純輸入国」日本は、世界に何を問うべきか?!

目次

地球の水循環と水資源の多様性
食料生産における多様性への対応―人口増加と気候変動に伴う構造変化
食料貿易を通じた多様性への対応(バーチャル・ウォーター貿易の理論
バーチャル・ウォーター貿易の有効性)
地域内連結利用と地域間連結利用
地域間連結利用の理論(フロー型×フロー型
ストック型×フロー型)
現実の制約下における地域間連結利用
付録

著者紹介

佐藤 正弘 (サトウ マサヒロ)  
内閣府経済社会総合研究所研究官。1999年東京大学教養学部卒業、2001年同大学院総合文化研究科国際社会科学専攻修士課程修了。2001年に内閣府に入府し、同年より経済財政政策担当、2004年ジョージタウン大学大学院経済学博士課程留学、2006年内閣府国民生活局企画課、2007年慶應義塾大学経済学部非常勤講師、2009年金融庁総務企画局市場課課長補佐等を経て、2011年より京都大学経済研究所准教授(附属先端政策分析研究センター所属)、2014年8月より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)