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アーレントと二〇世紀の経験

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2017年9月
ISBNコード 978-4-7664-2440-9
4-7664-2440-9
税込価格 3,960円
頁数・縦 278P 22cm

商品内容

要旨

アーレントをいま、読む意味はなにか?二〇世紀の政治的惨禍と真正面から対決した思想家を、現代の諸学知から改めて読み直す。アクチュアルな問いかけと議論を提起する一冊。

目次

第1部 活動・政治・悪(アーレントの「活動」論再考―「評議会」論を手がかりに
『人間の条件』をいかに読むか
Crime against Humanity―「罪責」と「悪」のあいだ)
第2部 全体主義と権威主義(政治思想と比較政治学のあいだ―アーレント全体主義論の位置
社会科学としてのアーレントの全体主義論―アーレントに反することで、アーレントとともに?
フランクフルト学派の権威主義研究とアーレント)
第3部 ナショナリズムと革命(アーレント・ナショナリズム論の手法と課題
ネーションと国家がズレるとき―ナショナリズムをめぐる暴力への視点
『革命について』とアメリカ革命史研究
アーレント革命論への疑問―フランス革命と「社会問題」の理解を中心に)

著者紹介

川崎 修 (カワサキ オサム)  
立教大学法学部教授。1958年生まれ。東京大学法学部卒業。専門分野:政治学、政治学史
萩原 能久 (ハギワラ ヨシヒサ)  
慶應義塾大学法学部教授。1956年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。専門分野:政治哲学、現代政治理論
出岡 直也 (イズオカ ナオヤ)  
慶應義塾大学法学部教授。1959年生まれ。東京大学法学部卒業。専門分野:ラテンアメリカ政治(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)