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真実が揺らぐ時 ベルリンの壁崩壊から9.11まで

出版社名 慶應義塾大学出版会
出版年月 2019年4月
ISBNコード 978-4-7664-2454-6
4-7664-2454-9
税込価格 6,050円
頁数・縦 561,13P 20cm

商品内容

要旨

1989年の革命、9.11の犠牲、イラク戦争、深まる中東の危機、そして、アメリカ共和国の没落―。時代の変化に抗い、飽くことなく真実を追究した知識人、トニー・ジャットの魂の軌跡。

目次

1 一九八九年―私たちの時代(終わりなき下り坂
ヨーロッパ、大いなる幻想 ほか)
2 イスラエル、ホロコースト、ユダヤ人(どこにも辿り着かない道
イスラエル―代案 ほか)
3 9・11と新世界秩序(『ペスト』について
みずからの最大の敵 ほか)
4 私たちの現在の生き方(鉄道の栄光
鉄道を取り戻せ! ほか)
5 人はいずれみな死ぬ(フランソワ・フュレ(一九二七‐九七年)
アモス・エロン(一九二六‐二〇〇九年) ほか)

おすすめコメント

本書は、ジェニファー・ホーマンズが、ジャットの晩年に書かれたエッセイの中から最も優れたものを選び、世界が直面している課題についてのエッセイが多数収録されている。

著者紹介

ジャット,トニー (ジャット,トニー)   Judt,Tony
1948‐2010。ロンドン生まれ。ケンブリッジのキングズ・カレッジ、パリの高等師範学校を卒業。オクスフォードのセント・アンズ・カレッジでフェローおよびチューターを務めた後、ニューヨーク大学教授に就任。1995年から、レマルク研究所長としてヨーロッパ研究を主導した。『ニューヨーク・レヴュー・オヴ・ブックス』誌その他に寄稿。2005年に刊行された『ヨーロッパ戦後史』(みすず書房、2008年)はピューリツァー賞の最終候補となるなど高く評価される。2007年度ハンナ・アーレント賞を受けた。2010年8月6日、ルー。ゲーリック病により死去
ホーマンズ,ジェニファー (ホーマンズ,ジェニファー)   Homans,Jennifer
文化史家。ニューヨーク大学バレエ芸術センターの創立者ならびに所長。『ニュー・リパブリック』誌や『ニューヨーク・レヴュー・オヴ・ブックス』誌などでバレエ批評などを執筆している。研究者となる前にはプロのバレエダンサーであり、パシフィック・ノースウェスト・バレエ団などでパフォーマンスを行っていた
河野 真太郎 (コウノ シンタロウ)  
1974年生まれ。専修大学法学部教授。専門はイギリス文学・文化と批評理論
西 亮太 (ニシ リョウタ)  
1980年生まれ。中央大学法学部准教授。専門はポストコロニアル文学・批評
星野 真志 (ホシノ マサシ)  
1988年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科修士課程を経て、マンチェスター大学博士課程修了(PhD)。専門は1930・40年代イギリスの文化と政治(ジョージ・オーウェル、ドキュメンタリー運動など)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)