歴史は実験できるのか 自然実験が解き明かす人類史
出版社名 | 慶應義塾大学出版会 |
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出版年月 | 2018年6月 |
ISBNコード |
978-4-7664-2519-2
(4-7664-2519-7) |
税込価格 | 3,080円 |
頁数・縦 | 272,41P 20cm |
書籍ダイジェスト配信サービス SERENDIP 厳選書籍 要旨 将来予測や意思決定にあたり「歴史」から多くのことを学べる。ただし、歴史の欠点の一つは、正確な検証が難しいところにある。「すでに起きてしまったこと」を対象とするがゆえに、自然科学のように「実験」ができないからだ。しかし、「自然」を対象に、観察された異なるシステムの統計分析を行い比較することで因果関係を見出す「自然実験」が、歴史研究に使われることも増えてきているという。本書は、歴史学、考古学、経済学、経済史、地理学、政治学など幅広い専門家たちが、幅広いテーマのもと自然実験の手法で分析した論文集。計量データの統計分析に加え、ナラティブ(叙述的)な分析についても紹介されている。編著者のジャレド・ダイアモンド氏はカリフォルニア大学ロサンゼルス校教授で、進化生物学、生理学、生物地理学が専門。著書『銃・病原菌・鉄』はピュリッツァー賞を受賞した。ジェイムズ・A・ロビンソン氏はシカゴ大学公共政策大学院教授で、政治経済学、比較政治学を専門とする。なお、ダイジェストではダイアモンド氏による第4章を中心に取り上げた。 |
商品内容
要旨 |
ポリネシアの島々からフランス革命まで、歴史学を一新する8つの研究。 |
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目次 |
第1章 ポリネシアの島々を文化実験する |
おすすめコメント
「実験」が不可能と思われた歴史の分野で、「自然実験」という比較研究法による8つの研究を紹介する。第一線の研究者により、人文・社会科学の新たな1ページがめくられる。